【実践!】SSD交換してどのくらい速くなるか試してみた

 

今回の実験機は石川県金沢市のS様からお預かりしているこのマシンは、リフレッシュするべく新規にwindows7をクリーンインストールし、快適に使用するためにSSDへの換装依頼のあった【LENOVO:G570】です。

このマシンをSSD交換して速度を計り、交換前のHDDだった場合の数字と比べてどのくらい速くなるか数字的にも体感速度的にも比較してみようと思います。私もSSDを積んだノートパソコン使用者なので劇的に変わることは知っていますが、実際に並べて比較を行った事がなかったので一度記事にしてみたいと思っていました。SSD換装したいと考えている方の参考になれば幸いです。

そもそもSSDって何?

SSDとはSSD(Solid State Drive)の略で、半導体(基本的にフラッシュメモリ)を使ったHDDと同様の接続インタフェースで利用できる記録装置です。わかりやすく例えると、「USBメモリを大容量化して、高速化して、HDDと同様に扱える軽くて衝撃にも強くなったもの」です。

SSDのメリットは何?

HDDに比べて軽い非常に軽い

実際計ってみましたが、HDDが110g SDDが45gその差は歴然です。持ち運ぶことを考えるノートパソコンやタブレットには必須だと思いますね。

HDDに比べて衝撃に強い

HDD内は部品やパーツが多く、通電している場合常に円盤が内部で回っていますので、衝撃に弱くデリケートです。しかし動作部品がないSSDはUSBメモリと同じ基板の上にチップが実装されたシンプルな構造ですので多少の衝撃にはビクとしません。

HDDに比べて静かで省電力

HDDのようにモーターやアームなどの動作部品がないため、それらが動く音がしません。消費電力も特に待機時などアイドリング中にはかなり小さく抑えられるというデータが出ています。

データの読み書きや起動時等の速度

なんといっても一番のメリットはデータの読み書きや起動時等の速度でしょう。「windows起動速度が短縮された」や「シャットダウンが速くなった」などの待たされるストレスから解消された等のお話はよく聞きますね。ここで実際に、HDDとSSDの体感速度を含めたチェックを行ってみたいと思います。

HDDとSSDの読み書きの数字比較

HDDの場合の速度

HDDの場合→起動時の秒数は平均53秒 シャットダウンは平均31秒

SSDの場合の速度

SSDの場合→起動時の秒数は平均22.5秒 シャットダウンは平均6秒

【測定内容・方法】
シーケンシャル等は各HDD,SSD,同一パソコンに接続しアクセス速度をCrystalDiskMark(ディスクの速度を測定するベンチマークソフト)を使用し測定。
起動にかかる秒数は電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで。シャットダウン秒数はシャットダウンを選択してから画面が消えてHDDアクセスランプも消えるまで。

結果まとめ

HDDよりSSDに換装したほうが劇的に数字が変わっている事がお分かりいただけるでしょう。なんといっても起動時とシャットダウン時の体感速度が速くなり全く違うPCに感じられるほどです。

唯一デメリットだった価格と容量の問題は昔の話ですね。最近は非常に手に入り安い価格帯がラインナップされ、大容量化も進んでいます。はっきり言って「SSDにしない選択はあるのでしょうか?」と言いたくなるほど快適です。

私もSSDを積んだノートパソコン使用者なので正直HDDにもう戻れません。あなたがお持ちのPCがSSD換装で劇的に変わるかもしれませんね。

株式会社ウインズクリエイトでもSSD換装を行っておりますので、お気軽にご相談ください。